BLOODY ESCAPE 地獄の逃走劇

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【イベントレポート】ジャパンプレミア開催!谷口悟朗監督が語る「根っこに“愛”がある」小野友樹の魅力とは?

本作のジャパンプレミアが12月4日(月)にT・ジョイ PRINCE 品川にて行われ、上映前の舞台挨拶にフジテレビの小室瑛莉子アナウンサーによる司会のもと、改造人間・キサラギを演じた小野友樹さん、そして谷口悟朗監督が登壇しました!

イベントが始まるやいなや、「(小野には)制作の上でいろいろ苦労させてしまったから」という谷口監督。映画の完成を記念し小野へねぎらいとして真っ赤な花束が渡され、場内からは大きな拍手が上がりました。

ジャパンプレミアを迎えた気持ちを聞かれると小野は「収録自体は1年半前に終えていて、時を経てみなさんに観ていただくことになりました。それこそブラッディな(大変な)想いで作り上げたスタッフさんに感謝です」、監督は「2022年7月に声を録り、それから実作業に入りました。コロナ禍でスタッフとのやり取りが大変でしたが、WEB上でもうまくやれるようにシステムが構築できたのでよかったです。キャストの掛け合いに関して、どのように割り振っていくかが大変でした」とコメント。
小野も「作品の雰囲気感を出さないといけなかったので、キサラギ周辺のキャラクターと掛け合うことができたことに感謝しています」と収録を振り返りました。

話題は、先日のキャスト解禁時に小野が寄せた「2日間ほど断食をして収録に臨んだ」という言葉に。『いままで培ってきたお芝居の部分は忘れてほしい。”飢え”が大事なので、そこを意識してほしい』、という監督からの手紙を受けて「だったら断食してやろう(笑)!と考えたんです」と役づくりのエピソードを明かし、監督は「余計な力が抜けて、自然体で役に入ってもらえたのは、断食の効果もあったのかな? お腹が鳴ってしまうので本来はダメだけどね。ほかの作品でやったらアウトだから!」が笑顔でツッコむ場面も。

作中の注目シーンを問われると、小野は「アクションです。収録時に気になっていた移動のシーンが、ワイヤーアクションで見事に表現されていました!」とバイオレンスアクション映画としての魅力をアピール。監督も「私は”有線”が好きなんです。線がつながっていると、そこに何らかの色気が発生すると思うんですよね」と有線(ワイヤーアクション)へのこだわりを語りました。さらには、監督自身が表情をつくったり芝居をする姿をアニメーターに見せることで細部まで表現をする、独自の演出方法を採用したという制作の裏側が垣間見えるトークも飛び出しました。

小野をキャスティングしたポイントは「どんな乱暴な言葉をはいても、根っこに“愛”がある」という監督。今回の演技について小野が感想を聞くと、「大丈夫じゃなければここにいるのは別キャストですから!」と会場の笑いを誘いました。
なお、小室アナも“アナウンサー役”として本作に登場。自身は「演技の難しさを感じましたが、本作に関われて嬉しかったです。」と笑顔を見せました。

最後には谷口監督「みなさんそれぞれ答えを出してくれているので、味わってもらいたいです。アホな要素もドラマ的な要素も入っていますし、音楽のクオリティも高いので、そこを感じていただけると嬉しいです」
小野「キサラギのこれまで、そしてここからどうなるのかを描いているので、愛を持って見てください。そして、ルナルゥ役の上田麗奈さんも独自のアプローチで演じられています。ご注目いただけると嬉しいです。」
とメッセージを贈り、イベントは幕を下ろしました。